The Lord of the Ringsを読み直していて
自サイト「試験に出る指輪物語」の原稿の続きを書こうと、The Lord of the RingsのFOTR BookIIを少しずつ読み始めたところ、The Council of Elrondの章で気になる部分を見つけた。
It was hot when I first took it, hot as a glede, and my hand was scorched,(後略)
「予が初めてそれを手に取りし時、指輪は火のごとく熱く、予が手を焼きたり。」(「指輪物語」旅の仲間 瀬田貞二訳)
イシルドゥアが一つの指輪について述べた文献をガンダルフが探して読む部分で、古い文献であるため英語も古めかしい表現で書かれ、訳文も擬古文で書かれている。
このgledeがわからなくて引いてみた。ところがジーニアスはおろかリーダーズプラスでも出てこない。こういう時の頼みの綱の英辞郎でもヒットしない。英辞郎on the webでもダメ。
こうなると気になってとことん調べないと気が済まない。Googleで検索すると、人名がドイツ語でヒット。次に言語を英語に指定してググると、トールキンの上の文が引用されたページがヒットした。wikipediaをベースにしたWiktionaryという辞書である。
それによるとgledeは英語の古語から来ている語で"A live coal, an ember"(燃えている石炭、石炭の燃えさし)の意味だそうだ。(そういえばゲド戦記に出てくる竜の名前がオーム・エンバーだったなあ)
でも驚いたのはこんな単語でも項目にして書いている人がいて、こんな辞書があるという事。
またインターネットも英辞郎のような便利な辞書もない時代に、名訳を成した瀬田貞二氏の博識と努力にはあらためて敬服した。
It was hot when I first took it, hot as a glede, and my hand was scorched,(後略)
「予が初めてそれを手に取りし時、指輪は火のごとく熱く、予が手を焼きたり。」(「指輪物語」旅の仲間 瀬田貞二訳)
イシルドゥアが一つの指輪について述べた文献をガンダルフが探して読む部分で、古い文献であるため英語も古めかしい表現で書かれ、訳文も擬古文で書かれている。
このgledeがわからなくて引いてみた。ところがジーニアスはおろかリーダーズプラスでも出てこない。こういう時の頼みの綱の英辞郎でもヒットしない。英辞郎on the webでもダメ。
こうなると気になってとことん調べないと気が済まない。Googleで検索すると、人名がドイツ語でヒット。次に言語を英語に指定してググると、トールキンの上の文が引用されたページがヒットした。wikipediaをベースにしたWiktionaryという辞書である。
それによるとgledeは英語の古語から来ている語で"A live coal, an ember"(燃えている石炭、石炭の燃えさし)の意味だそうだ。(そういえばゲド戦記に出てくる竜の名前がオーム・エンバーだったなあ)
でも驚いたのはこんな単語でも項目にして書いている人がいて、こんな辞書があるという事。
またインターネットも英辞郎のような便利な辞書もない時代に、名訳を成した瀬田貞二氏の博識と努力にはあらためて敬服した。